ライスペーパーとは?
ライスペーパーは、米粉やタピオカでん粉を主原料とした薄いシート状の食品です。乾燥した状態で販売されており、水で戻すとやわらかく、もちもちとした食感が楽しめます。ベトナム発祥の食材で、生春巻き(ゴイクン)に欠かせないことで知られていますが、クセのない味わいのため、魚介類や肉類、野菜などさまざまな食材と相性が良く、幅広い料理に活用されています。また、小麦粉を使用していないことから、グルテンフリー食材としても人気があります。
春巻きの皮との違いは?
ライスペーパーは中華料理に使われる「春巻きの皮」と混同されがちですが、主原料や使い方が大きく異なるのでチェックしておきましょう。
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ライスペーパー |
春巻きの皮 |
| 主原料 |
米粉・タピオカでん粉 |
小麦粉 |
| 見た目 |
半透明で円形が一般的 |
不透明で四角形が一般的 |
| 使用前の状態 |
乾燥しているため、パリパリで固い |
加熱済の生地で、適度な柔らかさがある |
| 使い方 |
水で戻して、具材を包む |
そのまま具材を包んで揚げる |
| 食感 |
もちもち食感 |
パリッとした食感 |
| 保存方法 |
常温 |
冷蔵または冷凍 |
| 主な料理 |
生春巻き
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揚げ春巻き
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ライスペーパーの選び方
ライスペーパーは商品によって厚みやサイズ、形が異なります。調理のしやすさだけでなく、仕上がりの食感や見た目にも違いが出るため、用途に合わせて選ぶことが大切です。
厚さで選ぶ
薄いタイプは、水で戻す時間が短く、透明感が高いのが特徴です。ただし、やわらかくなりやすく破れやすいため、扱いには少しコツが必要です。ライスペーパーの扱いに慣れていない方は、破れにくく具材をしっかり包める、適度な厚みのあるタイプを選びましょう。
サイズで選ぶ
生春巻きを作るなら、22cm前後のサイズがおすすめです。直径12〜15cm前後の小さめサイズは、一口サイズの前菜やベトナムの揚げ春巻き(チャーゾー)、子ども向けの生春巻き作りに適しています。
形で選ぶ
一般的なのは丸型で、本場ベトナムの生春巻きにも使われています。一方、四角型は春巻きの皮のような感覚で包めるため、丸型に慣れていない方や、巻きやすさを重視したい方にもおすすめです。
カラーで選ぶ
ライスペーパーには、一般的な半透明タイプのほかに、野菜を練り込んだカラフルなタイプもあります。なかでもビーツを使用したピンク色のライスペーパーは見た目が華やかで、おもてなし料理やパーティーなどの特別な日のメニューに最適です。
ライスペーパーの使い方
ライスペーパーは乾燥した状態で保存されているため、水で戻して使用します。ここではライスペーパーの上手な戻し方ときれいに巻き上げるコツをご紹介します。
ライスペーパーの戻し方
水または40℃くらいのぬるま湯を張ったフライパン(大きめのボールやバットなどでも可)を用意し、ライスペーパーをくぐらせる。
ココがポイント!
- ・複数枚まとめて浸すとライスペーパーがくっついてしまうため、必ず1枚ずつ戻しましょう。
- ・ライスペーパーは水から引き上げた後もどんどん柔らかくなるため、少し硬めに感じるくらいで引き上げます。
ライスペーパーの巻き方
① 水またはお湯で戻したライスペーパーの裏面を上にして、まな板やかたく絞った布巾の上に広げる。
※ライスペーパーはザラザラとした面が裏面、ツルツルとした面が表面になります。
② 巻き始めとなる部分を少しあけて、中央より下に芯となる具材、中央より上に見せたい具材をのせる。
※飾り用の具材は奥側に配置すると、巻いたときのライスペーパーの重なりが少ないため透明感のある仕上がりに。
③ 芯となる具材を抱え込むようにひと巻きし、手前にギュッと引く。
※手前に引きながら巻くことで全体が締まり、カットしても崩れにくくなります。ただし、あまり締めすぎると破れの原因になるので、程よく締めることを意識しましょう。
ベトナム風の春巻きレシピ
ベトナムでは、ライスペーパーを使ったさまざまな料理が親しまれています。なかでも代表的なのが、日本では「生春巻き」として知られる「ゴイクン」と、香ばしく揚げた「チャーゾー(揚げ春巻き)」です。同じライスペーパーを使いながらも異なる魅力を持つ、ベトナムの定番春巻き2種をご紹介します。
生春巻き(ゴイクン)
具材にはエビ、ブン(ベトナムの米麺)、数種類の野菜を使用。ニラを途中で挟んで巻くと、オシャレな仕上がりに。ベトナム風の甘酸っぱいつけだれ「ヌクチャム」がよく合います。
揚げ春巻き(チャーゾー)
ベトナム南部の名物料理、一口サイズの揚げ春巻き。今回は四角形のライスペーパーを半分に切って使います。サニーレタスやハーブと一緒に食べるのがベトナム流。
SNSで話題の簡単アレンジレシピ
ライスペーパーは生春巻きだけでなく、アイデア次第でさまざまな料理やスイーツにアレンジできます。ここでは、フルーツ春巻きやトッポギなど、SNSで話題の簡単レシピをご紹介します。
フルーツ生春巻き
ちもちとしたライスペーパーの食感と相性抜群!フルーツとクリームを包んで作るお手軽デザート。ライスペーパーの透け感を意識しながら、お好みのフルーツで作ってみてはいかが。
チーズトッポギ
くるくると巻いたライスペーパーを韓国の餅(トック)に見立ててトッポギ風に。甘辛いタレが絡んだモチモチ食感のチーズトッポギは、おかずはもちろんお酒のおつまみにもおすすめです。
ニラ饅頭
ミニサイズのライスペーパーで包んで焼く、パリもち食感の焼きニラ饅頭。一口サイズで食べやすく、ニラと豚肉の旨みがぎゅっと詰まった一品です。
ミニピザ
ライスペーパーを使うと、手軽にパリパリ食感のビザを作ることができます。フライパンやオーブントースターで簡単に作れるので、おやつや軽食にもおすすめです。
ライスペーパーの保存方法
ライスペーパーは開封前も開封後も直射日光、高温多湿を避けた常温保存が基本です。開封後は袋の口をしっかり閉じ、ジッパー付きの保存袋に入れて保存します。冷蔵庫や冷凍庫での保存は、乾燥が進み割れの原因になるほか、結露がつくとカビの発生にもつながるため避けてください。
ライスペーパーQ&A
ライスペーパーを扱う際に「破れる」「くっつく」「割れる」などの経験はありませんか。ここでは、ライスペーパーを上手に扱うためのコツや保存方法など、よくある疑問にお答えします。