口金の種類と使い方|どれを選ぶ?形状・サイズの異なる口金で絞り比べ
お菓子作りに欠かせない「口金」は、デコレーションの仕上がりを大きく左右する重要なアイテム。形状やサイズの違いによって、絞り出されるクリームの表情も変わってきます。今回は、丸口金・星口金・サントノーレ口金など、人気の口金を種類別・サイズ別に絞り比べし、それぞれの特徴や使い方についてご紹介します。
お菓子作りに欠かせない「口金」は、デコレーションの仕上がりを大きく左右する重要なアイテム。形状やサイズの違いによって、絞り出されるクリームの表情も変わってきます。今回は、丸口金・星口金・サントノーレ口金など、人気の口金を種類別・サイズ別に絞り比べし、それぞれの特徴や使い方についてご紹介します。
お菓子作りを始めるなら、まず揃えたいのが丸口金と星口金。そして、サントノーレは一度は使ってみたい人気の口金です。まずはこの3種類に注目し、絞り方やサイズの違いについて詳しくご紹介します。
丸口金は、デコレーションケーキに欠かせない最もポピュラーな口金のひとつ。シンプルな円形の形状ながら、絞り方によってさまざまな表現ができるため、初心者から上級者まで広く使われています。
ケーキのデコレーションはもちろん、シュークリームやマカロン生地の絞り出し、棒状に絞ってシャルロットのビスキュイ生地に、さらにクリームの注入や文字や線の描写など、用途は多彩。他の口金と組み合わせることも多く、一つは持っておきたい基本の口金です。
丸く絞り出す場合は、絞り袋を垂直に構えたまま動かさずにクリームを絞り出し、真上にスッと引き上げます。しずく型にしたい場合は、絞り袋をやや斜めに傾けて構え、クリームを絞り出したあと、後方にスッと引きます。
#6(口径6mm)、#8(口径9mm)、#10(口径11mm)、#12(口径13.5mm)、サイズの異なる4種類の丸口金を使って、絞りの違いを比較しました。
※6号(18cm)のデコ缶の上に絞っています。
口金選びに迷ったときは、口径10mm前後の#8~10サイズがおすすめです。ケーキのデコレーションはもちろん、マカロンやシュークリームの生地絞りにも使える汎用性の高い口金です。
星口金は、中心から放射状に切り込みが入った口金です。絞り出したクリームには美しい凹凸ができ、切れ込みの数が多いほど、繊細で華やかな印象に仕上がります。
クリームのデコレーション以外にも、絞り出しクッキーやメレンゲクッキーなどの焼き菓子に使うことができます。丸口金と並んで出番の多い口金のひとつです。
シェルは最初にグッと絞って少し前に押し出し、力を抜いて後ろにスッと引きます。ローズバットは絞り袋は垂直に構えて「の」の字を描くように絞り、最後は力を抜いてスッとはらいます。
8切#4(口径8mm)、8切#6(口径11mm)、8切#8(口径13mm)、8切#10(口径15mm)、サイズの異なる4種類の星口金を使って、絞りの違いを比較。口金の切れ込みは、すべて8切で統一しています。
※6号(18cm)のデコ缶の上に絞っています。
6切#8、8切#8、10切#8、12切#8、切れ込み数の異なる4種類の星口金を使って、絞りの違いを比較。口金のサイズは、すべて#8(口径13mm)で統一しています。
※6号(18cm)のデコ缶の上に絞っています。
口金選びに迷ったときは、8切#6サイズがおすすめです。切れ込みの深さと数のバランスが良く、ホールケーキやカップケーキ、絞り出しクッキーなど、幅広い用途に対応できます。
サントノーレとは、パイ生地・シュー生地・クリーム・カラメルを組み合わせたフランスの伝統的なお菓子。このお菓子に使用される口金であることから、サントノーレ口金と呼ばれています。
丸口金にV字の切り込みが入ったユニークな形状が特徴で、この切り込みにより他の口金では出せない立体感とインパクトのあるデコレーションが完成します。丸口金や星口金に比べると上級者向けですが、一度はチャレンジしてみたい口金です。
基本の絞りは、切り込み部分を上に向けてやや強めに絞り、力を抜いて後方へスッと引きます。 ヘアピン状に仕上げたい場合は、一定の力加減とスピードを保ちながら、左右に振るように絞るのがコツです。
#15(切込15mm)、#20(切込20mm)、#25(切込25mm)、サイズの異なる3種類のサントノーレ口金を使って、絞りの違いを比較しました。
※6号(18cm)のデコ缶の上に絞っています。
口金選びに迷ったときは、20サイズがおすすめです。クリームの量や模様の大きさが程よく、ご家庭サイズのホールケーキやタルトなどのデコレーションにちょうど良いバランスで仕上がります。
お菓子作りに慣れてきたら、片目口金や両目口金、バラ口金に木の葉口金など、少し個性的な口金にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。デコレーションの幅が広がり、ワンランクアップの仕上がりに。
片側のみにギザギザの切れ込みが入った口金で、クリームを均一の厚さに絞ることができます。ケーキ側面の装飾や、ラインを交互に絞って作るバスケット模様に。また、絞り出しクッキー(サブレヴィエノワ)やブッシュ・ド・ノエルなどにも使うことができます。
※片目口金#2を使用しています。
両側にギザギザの切れ込みが入った口金で、片目口金と同様の絞りに使うことができます。
※両目口金#2を使用しています。
先端が扁平で、片側が細く、もう片側がやや広がった形状をしています。本来はバラの花を絞るための口金ですが、フリルやウェーブのようなクリームを連続して絞る場合にも適しています。
※バラ口金#3を使用しています。
先端のV字型の切れ込みが特徴で、中心部分が凹んだ立体的な葉を絞ることができます。バラ口金で絞った花に添えたり、連続して絞るとギャザーを寄せたリボンのような形になるため、ケーキの裾装飾にもおすすめです。
※木の葉口金#2を使用しています。
いかがでしたか。今回は全7種類の口金をご紹介しました。種類豊富な口金は、「何を絞りたいか」「どんな雰囲気に仕上げたいか」などを考えると選びやすくなります。ぜひ、お気に入りの口金を見つけて、デコレーションを楽しんでみてください。