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ガレット・デ・ロワとは?フランス伝統菓子の歴史と魅力、楽しみ方をご紹介

キリスト教の祝日である公現祭(1月6日)に食べられる、フランスの伝統菓子ガレット・デ・ロワ。フランスではガレット・デ・ロワがないと新年が始まらないといわれるほど、大切で欠かすことのできないお菓子です。近年は日本でも人気が高まり、年末年始には多くのパティスリーやブーランジェリーでガレット・デ・ロワを見かけるようになりました。ここでは、ガレット・デ・ロワをより一層楽しんでいただくために、その歴史や魅力、楽しみ方について詳しくご紹介します。

ガレット・デ・ロワの写真

ガレット・デ・ロワってどんなお菓子?

日本で一般に食べられているガレット・デ・ロワは、フランス北部地方のもので、アーモンドクリームをフイユタージュ(パイ生地)で包み、表面には「レイエ」と呼ばれる特徴的な模様が描かれています。また、ガレット・デ・ロワには、フェーブと呼ばれる小さな陶器の人形が入っていて、切り分けられたパイの中にフェーブが入っていた人は、幸福な一年に恵まれるといわれています。

フェーブが入っていたガレット・デ・ロワの写真

ガレット・デ・ロワの構成(中身)

ガレット・デ・ロワは、フイユタージュ(パイ生地)とアーモンドクリームからなるシンプルな組み合わせの焼き菓子です。パイ生地には、フイユタージュ・オルディネール(折り込みパイ生地)または、フイユタージュ・アンヴェルセ(逆折り込みパイ生地)が使われ、中にはアーモンドクリームやフランジパーヌ(アーモンドクリームにカスタードクリームを加えたもの)が入っているのが一般的です。
*フイユタージュ・オルディネールは、デトランプ(小麦粉生地)でバターを包んで折り込む一般的な製法。一方のフイユタージュ・アンヴェルセは、その逆でバターでデトランプを包んで折り込む製法です。オルディネールはしっかりとした食感、アンヴェルセはハラハラとした繊細な食感が魅力です。

ガレット・デ・ロワの中身の写真

レイエ(模様)にはどんな意味があるの?

ガレット・デ・ロワでひときわ目を引くのが、パイ生地の表面にナイフで切り込みを入れて描かれた「レイエ」と呼ばれる模様です。

ガレット・デ・ロワにレイエを描くシェフの写真

レイエは単なる美しい装飾ではありません。大きく分けて4つのモチーフがあり、それぞれに意味があり願いが込められています。

4種のレイエのイラスト

王冠とフェーブ(フェーヴ)

ガレット・デ・ロワに欠かせないアイテムといえば、フェーブと王冠です。それらにはどんな由来や意味があるのでしょうか。

ガレット・デロアとフェーブ・王冠の写真

フェーヴ

フランス語で「そら豆」を意味するフェーブ。現在は陶器で作られたものが主流となっていますが、元々ガレット・デ・ロワにはそら豆が使われていた名残から、今でもフェーブと呼ばれています。当初は宗教的なモチーフが多かったフェーブですが、今では動物や食べ物、乗り物など、驚くほどたくさんの種類があり、フェーブを集めるコレクターもいるほどです。

たくさんの種類のフェーブ写真 陶器製のフェーブに加え、最近では金属製のフェーブもあります。

王冠

切り分けたガレット・デ・ロワにフェーブが入っていた人は、その日一日王様・女王様となり、幸運の象徴である王冠をかぶるという習慣があります。そのため、ガレット・デ・ロワを楽しむ際には紙製の王冠を用意します。

紙の王冠を作っている写真

ガレット・デ・ロワの歴史

フランスでは14世紀頃からガレット・デ・ロワを食べる習慣があり、現在のようなパイ生地にアーモンドクリームの組み合わせになったのは17世紀に入ってから。その起源には諸説ありますが、豆の入ったケーキが供され、当たりを引いた人が宴の主となる習慣があった古代ローマの農神祭(サートゥルナーリア)が、時を経て東方の三博士がイエス・キリストの誕生を祝うためにベツレヘムを訪れたことを記念する公現祭に結びついたといわれています。ガレット・デ・ロワには「王様のお菓子」という意味がありますが、この王様とは東方の三博士を指しています。

ガレット・デ・ロワを食べる時期は?

本来ガレット・デ・ロワは、1月6日(または1月2日から8日の間の日曜日)の公現祭をお祝いして食べるお菓子でしたが、現在では宗教的な意義は薄れ、1月を通して楽しむイベント的な要素が強いお菓子となっています。

ガレット・デ・ロワをカットしている写真
本場フランスでは

ガレット・デ・ロワの醍醐味はなんといってもフェーブが入っているかどうか。本場フランスでは、参加者全員の公平を期すために、次のような手順でガレット・デ・ロワを楽しみます。
① 参加者のなかで、一番歳の若い人(子ども)がテーブルの下に潜り、ガレット・デ・ロワを切り分ける様子を見ないようにします。
② ガレット・デ・ロワを切り分ける人は、テーブル下の人に「これは誰の分?」と聞き、指名された人に切り分けたピースを配ります。
③ 全員に配り終わった後は、みんなで一緒にガレット・デ・ロワを食べて楽しみます。
④ フェーブが入っていた人は王冠をかぶり、その日一日の王様、王女様として祝福されます。

いかがでしたか?日本では新年を祝う運試しの要素が強いガレット・デ・ロワですが、フランスの伝統的文化を感じることができるお菓子でもあります。新しい年のはじまりに、大切な家族や友人とガレット・デ・ロワを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ガレット・デ・ロワを運んでいる写真

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(冷蔵のみ)
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