カレーパンの作り方完全ガイド|揚げる・焼くの基本レシピと失敗しないコツ
パンは焼きたてよりも、少し時間を置いたほうが美味しくなることもありますが、カレーパンは何といっても「出来たて」が一番!揚げたて、焼きたてならではの香ばしさと、アツアツのカレーフィリングが生み出す美味しさは格別です。そこで今回のテーマは「自分でつくるカレーパン」。基本の揚げカレーパンと焼きカレーパンのレシピはもちろん、失敗しないためのコツや簡単アレンジ、カレーパン専用のフィリングについても詳しくご紹介します。
パンは焼きたてよりも、少し時間を置いたほうが美味しくなることもありますが、カレーパンは何といっても「出来たて」が一番!揚げたて、焼きたてならではの香ばしさと、アツアツのカレーフィリングが生み出す美味しさは格別です。そこで今回のテーマは「自分でつくるカレーパン」。基本の揚げカレーパンと焼きカレーパンのレシピはもちろん、失敗しないためのコツや簡単アレンジ、カレーパン専用のフィリングについても詳しくご紹介します。
カレーパンは、日本で誕生したオリジナルの惣菜パンです。諸説ありますが、発祥は昭和初期の東京。当時はまだ高級料理だったカレーを手軽に味わえたことから、これまでにない新しいスタイルのパンとして人気を集めたといわれています。そして、現在では、さまざまなアレンジを加えたカレーパンが登場し、ベーカリーはもちろん、コンビニやスーパーでも手軽に購入できる、身近なパンのひとつとして親しまれています。
カレーパンには、大きく分けて揚げカレーパンと焼きカレーパンの2種類があります。どちらもそれぞれ違った魅力があり、お好みに合わせて選ぶことができます。
パン生地にカレーフィリングを包み、パン粉をまぶして油で揚げる王道のカレーパンです。油で揚げることで香ばしさが増し、表面はサクッと、中はしっとりとした食感に仕上がります。こんがりきつね色に揚がった見た目は食欲をそそり、食べ応えは抜群!揚げ油の準備や後片付けに手間はかかりますが、揚げたての美味しさは格別です。
オーブンで焼いて作る、ヘルシー志向のカレーパンです。揚げ油を準備する必要がないので、手軽に作れるのも魅力。基本のパン生地はもちろん、ピザ生地やフランスパン生地、デニッシュ生地など、さまざまな生地でアレンジが楽しめます。パン粉をまぶしてオイルを垂らして焼けば、揚げカレーパンに近いサクサクとした食感のパンも作ることができます。
カレーパン作りに挑戦してみたものの、生地が途中で開いたり、破裂して中のカレーが出てしまった!という経験はありませんか?ここでは、そんな失敗を防ぐためにカレーパン作りのコツについてご紹介します。
生地の破裂やべたつきの主な原因は、フィリングの水分が多すぎることです。残ったカレーやレトルトカレーを使う場合は、しっかり煮詰めて水分を飛ばすようにしましょう。煮詰めるのはちょっと面倒というときは、ポテトフレークを加えると水分を吸ってくれるため、手軽に水分調整することができます。
フィリングの漏れを防ぐためには、閉じ目を丁寧にしっかりと閉じることが大切です。フィリングを包む際に油分が閉じ目に付着すると、生地が密着せず、焼成や揚げの工程で開いてしまう原因となるので注意しましょう。また、フィリングはあらかじめ計量してラップで包み、冷蔵庫で冷やしておくと、作業性が向上し、包みやすくなります。
低温だと揚げ時間が長くなり、油っぽくなる原因に。逆に高温だと表面だけが急激に色づき、中まで火が通る前に焦げてしまいます。170℃くらいをキープすることで、外はカリッと、中はとろっとジューシーな仕上がりに。また、揚げる前に生地の2〜3か所に爪楊枝で穴を開け、閉じ目を下にして油に入れると、破裂しにくくなりきれいに揚がります。
カレーパン作りで失敗する原因のひとつに、フィリングの水分が多すぎることはすでに説明しましたが、カレーパン専用のフィリングを使えば、水分量や粘度の調整は不要。包みやすく、焼き・揚げの工程でも安定した仕上がりになります。また、カレーパンのために調合されているので、スパイスや具材のバランスが絶妙で、まるでベーカリーで買ったような本格的な味わいを自宅で楽しむことができます。
カレーパンは、さまざまなバリエーションが楽しめる、アレンジの自由度が高いパンです。例えば、チーズを加えることでコクが深まり、まろやかな味わいに。また、お好みの野菜をトッピングすれば、彩りが豊かになり、栄養バランスもアップします。さらに、生地にもひと工夫。カレー粉やターメリックを練り込めば、焼き上がりの色味が鮮やかになり、カレーとの一体感が生まれます。このように、アイデア次第で、オリジナルのカレーパン作りを存分に楽しむことができます。
カレーパンは好きだけれど、生地から作るのはハードルが高い。そんなときは、既成のパンを使ったアレンジはいかがでしょうか。カレートーストにポケットサンド、ホットサンドなど、手軽なのにしっかり美味しい、忙しい日の強い味方となるカレーパンです。
いかがでしたか。今回は「自分で作るカレーパン」をテーマに、定番レシピ、失敗しないためのコツ、専用フィリングの活用法、さらにはアレンジの楽しみ方まで、さまざまな角度からカレーパンについてご紹介しました。生地からじっくり作る本格派も、市販のパンで手軽に楽しむスタイルも、どちらもカレーパンの魅力。ぜひ、自分だけのカレーパン作りにチャレンジしてみてください。